今は昔と違って何でもインターネットで調べることのできる時代です。
私もわからない事があればインターネットで調べ物をしますが、『太陽光発電』などで検索すると驚く事ばかり書かれています。
『コストのこと』、『絶対失敗しない・・・』、『悪い業者を見分ける方法』など切り口は様々ですが、あまりにも一方的な意見ばかりで正直驚きます。
そんなインターネットでよくあるのは見積もりの比較サイトなどが多く見受けられます。
太陽光発電で検討されている方が気になるのはやはり価格だと思いますが、業者によって価格は様々です。
なぜそのような価格差が生まれるのでしょうか。

安い事が決して良い事ばかりではない

人は商品を購入するときなど価格ばかりに目がいき、大切な事を見落としている場合が多くあります。
比較サイトなどもまさにそこへ焦点をもっていかれるつくりです。
そして中には私が見ても驚くほどの低価格で提示していたサイトがありました・・・。

私は昔ISO9000を運用していた会社で品質管理部門にいた経験があるので、品質が基準に達しなかった商品が世の中には存在していることは知っています。
中には同じ製品型番なのに、どうしてこんな価格差があるのだろうと思う事は世の中にたくさんあります。
それがすべてではありませんが、そういう事も知っておいたうえで間違いのない業者選定をしていただく方が良いという事です。

特に太陽光発電では購入してすぐに不具合がでるものではないので、数十年後不具合が発生した時にはその会社が存在しないこともあるでしょう。
私はよく見かける低価格では、業者は生き残っていけないと思っています。
元々販売責任を考えていない業者であれば関係ない話でしょうが、販売して何十年後に何かあってもお客様への対応を考えている業者であれば、ありえない価格で販売は行わないでしょう。
目先の金額にとらわれず、長く使う太陽光発電ですから様々な問題を考えて販売業者によく相談と確認を行い、ご購入してください。

安い施工費には気をつけて

太陽光発電で一番大切で業者によって金額差が生じるのは施工費ではないでしょうか。
施工は本当に大切で、ここが手抜きや見せかけで行っていると、太陽光発電の部分だけでなく家自体に損傷が出てしまう大切な部分です。

この写真は野立ての例で、積雪の多い地域で当社が近くで工事させて頂いた近くで違う会社が施工を行ったようですが、積雪で基礎が崩れています。
これは基礎となる柱が細すぎるために起こっています。
また素人ではわかりづらい施工材料によっても耐久性は異なります。
この場合、せめて柱には鉄・H鋼を使用する等しないとパネルの骨組みを支えられずこういう事が起こります。
また積雪だけではなく、強風で基礎ごと地面から飛ぶ可能性もなくはありません。

ビスやねじ一つとっても、同じ形の同じ大きさなのに加工がされているかされていないかで耐久性や値段が違うのは皆さんお分かりだと思います。
本当信用できる業者にお願いをしなければ大変な目に遭います。
これもまた数十年経たないと違いが判らない箇所なので安いだけで選ぶのではなく、しっかりビジョンを見据えてお選びください。

当社の施工

滋賀県で施工した野立ての例です。
明らかに上記写真と比べて骨組みの材質はもちろん、基礎部分や接合部分などの施工方法が違うのがお分かりいただけるかと思います。

最後に

よく「安ければ安いほうがいい」とか耳にしますが、私の経験で申し上げると安いモノには安いなりの理由があるということです。
太陽光発電は再生可能エネルギーとして長く使って頂くモノです。
それは自分だけでなくお子様が大人になっても使える将来性があるものです。
変な業者につかまって問題も多数起こっている昨今、もし不安であれば私と同じ地域の再エネコンシェルジュや私共にご相談ください。