再生可能エネルギーというのは、『エネルギー源として永続的に利用する事ができると認められたもの』を指します。

主に太陽光、水力、風力、地熱、バイオマスなどがあり、それぞれ資源が枯渇せず繰り返し使え、更に二酸化炭素(CO2)をほとんど排出しない優れたエネルギーとされています。
それぞれが普及すれば本当に素晴らしい事なのですが、上記の再生可能エネルギーの導入は地形的な問題や設備の価格、納期などから考えても、そう簡単に導入できるものではない事がお分かりになるかと思います。

その中でも太陽光発電は、他のエネルギーと比べて様々な優れた点があげられます。

誤解して頂きたくないのですが、他の再生可能エネルギーもそれぞれの良さがあります。
太陽光発電は、個人様から法人様など所有されている場所さえあれば、誰でも取り組むことができるという点です。
水力発電や地熱発電などは、天候や時間に左右されることなく発電できるメリットがあります。
しかし所有されている地形によって出来る出来ないがあり、個人レベルで取り組むにはあまりにも莫大な費用や時間、労力などが伴います。
また風力発電は上記に比べて取り組みが容易で、風さえ吹けば昼夜関係なく発電できます。
しかし所有地の風況によるため、設置場所の選定が限られている点やブレードの大きさによっては騒音被害、ブレードの故障によるコストなど様々なリスクがあります。

太陽光発電に関しても日照時間の関係によって発電量は変動し、夜間は発電せず天候によって大きく左右されます。
ですが、余程の事がない限り全く太陽光が当たらない場所はなく、他に比べて設置制限が少ないため多くの環境の下で設置していただくことが可能です。
つまりどんな方でも取り組める再生可能エネルギーという事です。
勿論、設置環境で発電量の差は否めませんが、何が大切かという事です。

2018年に積雪地方に設置する太陽光発電設置に対し、国が補助金を交付しています。
では国の目的は何か?
それは設置者に儲けて頂く事が目的ではなく、地産地消です。
自分たちの使うエネルギーは自分たちで生産していこう!
そして、それがエネルギー資源の枯渇問題や地球温暖化問題に対して良くなるとわかっているから援助するわけです。
私は、太陽光発電をあまりお金儲けのツールや株や証券などの投資のような感覚で設置されることは望みません。
そういった風潮になっていることは確かですが、そもそもそこが大きな間違いなのです。

私は再エネコンシェルジュとして、太陽光発電アドバイザーとして多くの知識を学び、お客様に「太陽光発電を設置して良かった」と言って頂けるように努力して参りました。
今は一人でも多くの方が、太陽光発電の利益やコストだけに目を向けるのではなく、再生可能エネルギーに対し理解いただいたうえで、長く地産地消して頂けるにはどのような事が大切かをお話しさせて頂いたうえでお客様のビジョンを一緒に設計させて頂けたら幸いです。