京都の太陽光発電

先日お客様の処でこんな会話がありました。

『京都の太陽光発電ってどうなんでしょう? 全国で見ると平均日照量低い方ですよね?太陽光発電って今はもっと環境のいい所でないと難しいんじゃないの』と・・・

確かに京都は47都道府県中32位、20年間の平均で1778.9

ちなみに1位は山梨県の2213.9、最下位の47位は秋田県の1489.5となります。

1位と比べると435、真ん中の関東1946では167.1の差があります。

 

例えば4kwのシステムを屋根に設置したとして関東と京都の差は167.1なので、

年間どのくらいの発電量が違うのか計算すると、多くて年間470kw、売電額で1kw26円として12,220円、20年間で244,400円の差

一位の山梨で年間1700Kw売電額45,240円、20年で904,800円の差がでるようです。これで見ると京都は太陽光発電に向いていないと判断される方がおられます。

 

甲府市で4kwのシステムと蓄電池を設置し費用が240万かかったとします。

発電量が年間16万円20年で320万円の効果があるとします。

元がとれるのが15年。

京都市で年間14万円20年で280万円 元が取れるのが16年

単純にみると甲府市が良いのは明らかなような数字となります。

 

ですが、ちょっと待って下さい!

そんな単純に判断して良いのでしょうか?

 

まず、どこの市町村にも景観条例というものがあると思いますが、特に高さに非常に厳しい規制があるのは京都以外にはあまりありません。

という事は太陽光を設置頂いても今後何十年と環境が変わらないと言えると思います。

当初の計画がそのまま継続されるという安心感があります。

どんな環境に恵まれたところでも、隣に高いマンションを建てられてしまっては当初の発電計画が大きく変わってしまう事もありえます。

それに京都でも2,000を超える日照量の環境もあれば1,500ぐらいの環境のところも存在します。甲府市だからと言ってすべてのところが2,000を超えているわけではないのです。

 

それと京都府は他府県に比べ助成補助が充実しています。

これが非常に大きく影響します。

山梨県自体には補助はなく、市町村によってはないところもたくさんあります。

あってもMAX10万前後、京都府は市町村によりますがMAX80万円の補助がでます。京都府さん、京都市さん、本当に頑張っておられます。

ちなみに資本金が1億円以下の事業所は費用の1/3が補助される事もあります。

個人事業主でもOKです。

最下位の秋田県も市町村により違いますが、補助金額は京都に比べると非常に少ないといえます。

どうでしょうか?

家庭用の太陽光発電、事業用の太陽光発電、京都でお住いの方、他府県の方と比べるととてもお得だと言えるのではと思います。

只、この補助金制度がいつまで続くかはわかりませんが。

詳しい事をお知りになりたい方はなんでもお問い合わせ下さい。