エネファーム・エネファームtype s ってホントにおトクなの?

先日、退職したスタッフからこんなメールがきました。
受信したものを名前の部分だけ〇〇に替えてそのまま記載します。
 
『お疲れ様です。
所長 失礼なんですが今〇〇家ではエネファームをつける話が
ありまして・・・
大阪ガスが来られてデメリットを尋ねたところ置き場所クリア
したので全く無いと言われました
 
この春から人数も減り3人生活にもなり
この先も減っていく方向ですが……
とも言いましたが…..
 
電気代たくさん使われてるからメリットがあり、対象のお家ですと。
確かに電気代使ってますが…..
 
デメリットって 他にどうなんでしょう?』
 
 
 その後、電話でよく話を聞いてみると今の職場の同僚のご家庭のガス給が
壊れたので大阪ガスに来てもらったら取り換えですが
光熱費を計算したら家族4人でエネファームの方が断然得になるとの事
毎月、浮いた光熱費の中からローン代が払えてまだ余るので
エネファームに取り換えてもらうけどあなたのところも
給湯器が17年経っていて取り換えるなら、今なら補助金も出るみたいだし
と言われて、その方の紹介で
大阪ガスがエネファームの営業に来たとのこと
 
ずっと電気を発電して余った電気は買ってくれるというし 
一ヶ月平均20000円の電気代が4000円くらいになるとのこと
 
その時のシュミレーションが下記の計算表です。


これは相談者が書き出したガス代と電気代ですが、
電気代の横にずらっと4000と記入しているのはガスショップの
営業の方が全ての月平均の電気代が4000円になると
言われて記入されたようです。
 
年間235407円の電気代が48000円になるとのことです。
こんな単純な計算で良いわけがありません。
 
家族4人エアコン4台現在1台は壊れて使用できないようですが、
夏と冬家族がバラバラの部屋でエアコンや電気を
使いたい放題使用した時の買電額や
家族全員が出払っている時間が長かったりすると
1日MAX発電する16.8Kwの電気を全部消化できるはずがないのです。
  
15年のローン月々の支払い額を足しても現在、使用している光熱費と比べて
まだ月々4000円が浮くので得です。
 
2/9までの申請で国から10万円の補助金がもらえるので、今決定されたら
給湯器をもう一台サービスでつけてもう10万円値引きします。
ただ補助金の申し込み期限がないのですぐに決めないといけないような
ことを言われて迷っていて所長どうしたらいいと思いますか?
エコキュートより得になりますかと。
 
この相談者は真面目でよく働いてもらって助けられて有り難かったですし
母子家庭で、朝晩働いて二人のお子様を大学までを卒業させた頑張り屋さんです
家庭の事情もよく知っていて、昨年はトイレ等のリフォームも当社で
させて頂いたのでちょとこれは損はさせられないと思い
相談に乗ることにしました。
 
結論はエコキュートよりエネファームの方が得になることはおよそないと
いうことを申し上げました。
 
その根拠を今回記載したいと思うのですがこの相談相手は
大阪ガスの営業マンが事実と違うような案内をすることが
信じられないようでした。
 
人というのは今日初めて会う人よりも、大手の会社の制服を
身につけて働いている、顔見知りの人を信用するのも
至極当然のことの様に思えます。

それだけになおさら誠実な案内をしなくてはいけないのではと
思うのですが。
 
この相談者のように結構誤解されている方が多いなと思うのですが
大阪ガスや電力会社が直接個人宅に営業に来ることは絶対とは
言いませんが、ほとんどないということです。
 
ご存知ない方もおられるようですので申しますが、よく町に
大阪ガスリビングショップとありますがあれは大阪ガスが経営して
いるのではなく
(地域的にはガス会社が異なりますのでここでは大阪ガスのショップ
として書かせて頂きます。)
大阪ガスが認めた認定ショップ〇〇会社なのです
その〇〇会社が経営、運営しているのです。
お客様からの注文を頂いたら大阪ガスから仕入れてお客様に
販売し工事を自社で提供します。
 
町に関西電力のショップよりガスショップの方が断然多いのは
なぜでしょうか。
 
それはガス事業とは必ず定期点検が必要となるからです。
 
 なぜ必要か。それは火を焚くからです。そしてガス漏れは
危険だからです。定期的な点検を国から義務つけられています。
 
 その点検を大阪ガスが直接するのではなく認定したショップに
1件いくらで依頼します。
 
そして認定ショップ以外で設置した商品であっても大阪ガスや
消費者からの依頼があれば点検、修理に行かなくては
いけません。本来はその為の認定パートナーショップなのです。
 
電力会社の場合、一般家庭で使用する電気の定期点検は義務つけられては
いないので大概のものは機器に不具合が起こると電機メーカーで修理するか
買い替えとなります。
 
ガス会社ほど、認定パートナーショップを必要としないので、何か
よくないことがあるとすぐパートナーショップを取り消します。
そして1年に一回見直されます。
 
大阪ガスは余程のことがない限り認定ショップを取り消す事はありません。
只、最近は昔ほでではなく少し厳しくなったようですが
取り消して他社に引き受けてもらうにはショップの
資金提供等も視野に置かなければならなかったりその地域の
引き受け会社も探さなくてはいけなかったりします。
 
大阪ガスのショップの方は大概 大阪ガスリビングショップ氏名〇〇
という札をかけて営業し、
ある程度商談し案内が終わって帰り際に
資料のファイルに自社名の入った名刺を入れてそれでおしまいです。
 
もちろん全ての方がそうだとは思いませんが多いのは事実です。
 
先ず玄関先で〇〇会社の〇〇です。大阪ガスの認定ショップですと
自社の会社の名刺を先に出される方は少ないと思います。
 
 私は良い営業マンとはたとえ大きな会社の代理店、認定ショップで
あっても虎の威を借りようとはせずに自信が所属している会社の
信用を得て名前を覚えて頂く意識を高く持つことがとても大事なのでは
と思います。
 
  
話を戻しますがこの認定店の営業ですが
先ず、20000円の電気代が4000円になる計算の根拠が
いい加減です。
ショップが出したシュミレーションです

この相談者のご家庭はこの春4月からは3名になります。
夜遅くまで起きて電気を使用していたお子様2人とも
完全に独立されます。

残り3名の内1名は殆ど朝と夜しかおられません。

電気の使用量が減るのは間違いないです。
単純に計算しても月平均12000円程度かと
思います。使用Kwはせいぜい月450Kw、年間5400Kw程度に
なると予想されます。
 
まずこの電気量でのシュミレーションをするべきです。
 
関西電力の重量電灯Aの契約 使用量が多いほど
割高なプランです。
 
そしてエネファームで発電する電気は、50W〜MAXで700Wh
1日MAXで16.8Kwです。それ以上は発電しません。
 
 家族3人が出払って留守だったとします。
自宅の待機電力冷蔵庫の電力で220W 770W発電しても
550Wを9.36円程度で売電します。
それが1日の内5時間あるとします。
 
エネファームの効果は電気代削減額が1.1Kw29円
売電が2.75Kw=2.75Kw ✖️9.39=25.8円
合計54.8円
 
その真逆で家族3人が一斉に電気を使用したとします。
冷蔵庫200W  IH調理器使用で700w  その他テレビ、電灯
諸々500w合計1.4Kw使用したら700wを買電することになります。
それが4時間続いたとします。2.8Kwの買電 買電72.8円
エネファーム効果2.8Kw  72.8円 
 
これにエアコン使用時期はエアコン2台で1.5Kwは増える事になります。
4.3Kwの買電になり111.8円となります。 
 
睡眠時間の8時間冷蔵庫と待機電力のみとします220W✖️8=1.76Kw
売電5.6Kw✖️9.39円=52.5円
 
後の7時間丁度良い具合に700Wの使用量だと仮定します。4.9Kwです
エネファームの効果128円

エアコン使用なしで1日使用Kw=13.3Kw(他季)
エネファーム効果1.1Kw+2.8Kw+1.76Kw+4.9Kw=10.56Kw✖️26円
                                   =275円✖️30=8250円✖️4ヶ月=33000円
売電      2.75Kw+5.6Kw=8.35Kw=8.35✖️9.36円
        =78.1円✖️30日=2343円✖️4ヶ月=9372円
買電      2.8Kw✖️26円=72.8円✖️30日=2184円✖️4ヶ月=8736円
 
エアコン使用時期は買電が 4.3Kw✖️26円=111..8円✖️30日
(夏期・冬期)       =3354✖️8ヶ月=26832円

エネファーム効果1.1Kw+2.8Kw+1.76Kw+4.9Kw=10.56Kw✖️26円
             =275円✖️30=8250円✖️8ヶ月=66000円

売電           2.75Kw+5.6Kw=8.35Kw✖️9.36円=78.1円
             78.1円✖️30=2343円✖️8ヶ月=18744円

年間の
エネファーム効果33000円+66000円=99000円➗12=8250円(一ヶ月)
 
売電       9372円+18744円=28116円➗12=2343円
 
買電        26832円+8736円=35568円➗12=2964円
 
エネファームの効果は年間99000円+売電の18744円=117744円➗12=月9812円
程度という事になります。(ガスショップの案内の通りだとしたら)
 
そして700Wh作る電気のために使用するガスの量は
大阪ガスが明記しているのは0.12㎥ 料金は11円
1日MAX16.8Kwの電気を作るとの事。1日単価は264.円
一ヶ月7920円と言う事になります。
ですが
この数字の根拠がどこにあるのかが曖昧でどの家庭にも
当てはまる数字はありません。後ほど記載します。
そして
ガスショップの案内では、発電するのにガスは使いますが割引のあるプランに
変わるのでガス代は今と同じくらいで変わらないと聞いていますとの事
 
ただしガス代も家族が少なくなるので今と同じくらいであれば
ガス代が高くなるという事になりますが
 

もう一度 
ガスショップの人が言うには
ガスのプランが変更になるのでこの7920円が余分にかかっても今の
ガス代より高くならないといっているようです。


料金表(原料費調整反映前)これは現在の料金プラン

単位料金は、原料費調整制度により毎月変更されます。

(税込)

料金表 1ヶ月のご使用量 基本料金
(1ヶ月につき)
基準単位料金
(1m3につき)
A 0m3から20m3まで 759円00銭 174円81銭
B 20m3をこえ50m3まで 1,364円81銭 144円52銭
C 50m3をこえ100m3まで 1,635円74銭 139円10銭
D 100m3をこえ200m3まで 2,074円72銭 134円71銭
E 200m3をこえ350m3まで 3,506円75銭 127円55銭
F 350m3をこえ500m3まで 3,834円72銭 126円62銭
G 500m3をこえ1000m3まで 6,981円94銭 120円32銭
H 1000m3をこえる場合 7,307円87銭 120円00

料金表(税込)エネファーム設置後の料金プランです

家庭用燃料電池コージェネレーションシステム「エネファーム」、ガス発電・給湯暖房システム「エコウィル」
をご使用されているお客さまが対象となります。

適用期間 料金表 1ヶ月のご使用量 基本料金
(1ヶ月につき)
基準単位料金
(1m3につき)
夏期
(4月~11月検針分)
A 0m3から20m3まで 759円00銭 175円78銭
B 20m3をこえる場合 2,707円22銭 78円37銭
冬期
(12月~3月検針分)
C 0m3から20m3まで 759円00銭 175円78銭
D 20m3をこえ50m3まで 1,362円16銭 145円62銭
E 50m3をこえ100m3まで 4,326円05銭 86円35銭
F 100m3をこえる場合 4,552円16銭 84円08銭

それでは
上記の相談者からのガス代の明細から検証して行きたいと思います。
この相談者のご家庭様は床暖なし、カワックなし、ビルドインコンロなしで
2〜9%の割引が受けれません。
 
1月 14784円 使用m3  85+発電の為のガス使用量86.4m3=171.4m3
             171.4m3料金は上記の割引プランで22714円になります。
 2月 13309円  78+86.4        164.4m3 で 料金は22208円になります。
 3月 12419円 71+86.4        157.4m3                  21579円
 4月 10814円  60+86.4        146.4m3                  16096円
 5月   9926円  53+86.4        139.4m3                 15579円
 6月   6535円  42+86.4        128.4m3                   14717円
 7月   5638円  25+86.4        111.4m3                    13385円
 8月   4066円  19+86.4        105.4m3                   12883円
 9月   4279円  20+86.4        106.4m3                  13016円
10月      4529円  21+86.4        107.4m3                  13071円
11月   9832円  53+86.4        139.4m3                  15579円
12月 11639円  65+86.4        151.4m3                   21074円
合計 107788円       1628.8m3               201901円

月平均 8932円      135.7m3    16825円
差額  7893円 持ち出しです。
 
大阪ガスの料金表示をもとに計算しています。いつも計算する度に
自分が間違っているのじゃないかと思うくらい、聞いた話と数字が
違いすぎます。
数字は嘘をつかないと言います。
これを見る限りガス代が変わらないと言うのは、にわかに信じられない
と言わざるえません。
変わらないどころか今までと同じ使い方なら倍の金額になる事になります。

ガス料金は毎月変動するといえどもこれだけの違いが生じれば同じくらいの月など
皆目ないと言えると判断します。最大の9%割引適応でも無理です。

ここで皆様も、お分かりかと思いますがエネファームというのは
床暖有り、カワック有り、ビルドインコンロ有り、
家族は少なくとも私は6人以上が最低条件と常々言っているのですが、
この6人が全員朝と夜しかいないとかは適応外です。
 
常に誰かが24時間家にいてだらだらと電気とガスを
のべつまくなし使用しているご家庭です。
朝早くから起きて家にいる人がいたり
明け方まで起きている人がいたりする家庭です。そして
ガス代を月平均4万円以上(これは最低条件です。)
使用していないと償却メリットは出ないと言って
いる根拠です。それでも怪しいものだと思っています。
 
それでは大阪ガスが700Whの電気を発電する為のガス量と料金の事ですが
上記の表を元に計算すると
C 段階は20m3までの使用 ガス代(基本料金税込)4300円ぐらいまでの家庭
D   20〜50m3                             4300円〜9300円ぐらいのご家庭
E   50〜100m3                            9300円〜16600円
F           100m3以上16600円以上

50m3使用のご家庭での電気発電にかかるガス代は
9300円➗50m3=186円(1m3の単価)
186円 700Wh発電に0.12m3使用で22.32円かかる事になります。
1日16.8Kw発電したとして535.68円かかります。
一ヶ月16070円
 
100m3使用で1m3の単価は166円
700Wh発電に19.92円 16.8Kw発電で478円
一ヶ月14342.4円
 
夏季料金
A 20m3まで  ガス代税込4300円ぐらいまでの家庭 冬季と同一
B 20m3〜限度なし
   
100m3使用したとしたら料金は10600円1m3 単価106円
700Wh発電に12.7円
 
この相談者の一番単価の安いガス料金は8月の105.4m3使用
料金は12883円 1m3の金額は121.7円です。
年間平均すると 1㎥の金額は123.9円 0.12㎥使用で14.6円となります。

では
大阪ガスが謳っている0.12m3が11円の単価になるには
一体どのくらいのガスを使用しているとその金額になるのでしょうか

1m3の単価が91円〜92円の単価でないと0.12m3が11円にはならないのです
と言うことは
冬期の場合950m3〜1000m3のガスを使用しなければなりません。
料金は92000円以上です。

夏期で150m3 料金で17000円ぐらいです。
 
ですが皆さんご存知のように夏期はガスをそんなに使用するでしょうか。
 
ずっと思っていたことですが大阪ガスは0.12m3使用の料金11円は
いったいどういった家庭状況の料金で設定しているのかと言う事です。

ではとりあえず100歩譲ってガス代は上がらないと仮定して
単純に電気代の削減金額だけで減価償却が
どのくらいでできるのか大阪ガスのローンシュミレーション表です
上記の給湯器セット一番お安い下欄の120回払いをご覧下さい。
いくら高価な機器エネファームでも寿命は10年です。10年での償却を考えなくては
いけません。
 
12600円ー9812円=2788円持ち出しとなります。そしてここに上記のガスの差額が
発生すると2788+7893円=10681円の持ち出しと言う事になります。
10年で1281720円
 
この相談者のお宅がエネファームを設置すると電気代がお安くなる
その中でお支払いはできませんよね。
 
エネファームの寿命は10年です。それ以上は持たないと思った方が
間違いありません。

持たせたとしても10年後に高額なメンテナンス料が発生し、
保証メンテナンスから外れます。

上記のシュミレーションは決して偏ったシュミレーションではないはずです。
 
買電するKwがもっと多くなったり、
留守がもっと多かったりすると安い売電が多くなれば700Kwhの発電する電気が
効率よく使用できないという事になります。
 
集中して使用する事が多くなればそれもしかりです。
ところがエネファームの案内ではみなさん必ずと言って
良いほど1日のMAXの発電量16.8Kwを全て使用するシュミレーション
しかされないのです。

ガス代の複雑な設定や上記のシュミレーションを見て頂いて
お分かり頂けると思いますがエネファームの削減効果、
償却シュミレーションはとても複雑と言えます。
ガス給からエコキュートに交換するような単純にできる計算ではありません。
 
そして機器が高価です。元を取って余りあるという案内は間違いとしか
言いようがないように思えてなりません。

決してエネファームが悪いと言っているのではありません。
環境に良い素晴らしいものであるには間違い無いのです。
 
お屋根に太陽光発電が設置不可だったり、環境が悪くて効果が出なかったり
されるご家庭様に電気を発電頂く事が出来てとても素晴らしい物だと思います。
 
ですが、もしお屋根に太陽光発電ができる条件があるなら、
アドバイザーとしてはエネファームより太陽光発電をおすすします。

ですので
エネファームは損か得ではなく、エネファームの良さを理解し環境にも良いもの
として導入されるか、損得ではなく、いつもお世話になっている顔なじみの
ショップの人が薦めるのだからお付き合いでつけたのと、それも良しかと思います。
 
しかし 
同じ営業マンとして思うのですが、お得になると案内するので
あれば、お客様の生活リズムや家族構成をしっかり把握し、
もっと緻密なシュミレーションをしないといけないのではと
思います。

何か、こんな案内で、もし設置して頂いたとしても、私ならすごく
怖い気がして気が気ではなくなると思います。(しないですが(笑))

ガス給湯が壊れたのでエネファームの方が得と言われて
いつもの顔見知りの人だし、信用して取り付けたけど支払いを
考えると得にはなっていない払わないといけないものだから
仕方がないと言われている方を何人か存じています。
 
自分がお売りしたわけではないですがいつも残念だなあと感じます。
 
私だったらお客様に喜んで頂きたいと思うわけです。 
設置頂き良かった!お客様も正解だった。ホント良かったわと思って頂く
win-winの関係でありたいと思っております。

 
ちなみにこの相談者がガス給湯器からエネファームではなく
エコキュートに取り換えたとしたら全体の光熱費はいくらになるのか
記載します。

電気代が一ヶ月平均12000円 ガス代が8982円 計20982円とします
ガス機器はコンロとお湯周りのみ
 
エコキュート設置後
電気代 13300円前後 ガス代1800円前後  計15100円

差額20982−15100=△5882円

エコキュート10年払い月々の支払い370Lフルオート4553円(10年保証)
5882円-4553円=△1329円 償却8年〜9年

電気代が月平均20000円の場合は光熱費合計が28982円

電気代が17000円前後 ガス代1800円前後 光熱費18800円

28982円ー19100円=△9882円
 9882円ーローン代金4553円=△5329円 償却5年程度

これでお分かり頂けたかと思いますが、エネファームを設置し
光熱費がお得になるのはあくまで、ガス給湯かエコジョーズから
取り換えた時にお安くなるかもしれません。
ですが
エネファームとエコキュートは比べるまでもなくエコキュートの方が
光熱費の削減効果があるのは間違いないと言えます。
 
相談者は見送られる事になりました。設置される同僚の光熱費が
本当に安くなってその中から支払いができるのか確認してから
考えるとの事です。
 
それが一番賢い方法ですねと言いましたが…….
 
それまでガス給が壊れないことを祈ります。(笑)☺️