寒い地方の太陽光発電

今年の1月、昨年11月に48Kwシステム設置頂いた京都左京区の山の中、市内も雪が降ったのでどのくらい積もったのか気になって行ってきました。

10センチ程積もってた!ご主人様が表でなにやら作業をされていました。

 

パネルの上の雪が溶けてなかったので(雪かきしましょうかって)いったら

『このぐらい明日には溶けるから大丈夫や』とご主人様。

『だけど雪がつもったら発電せえへんな』と、たしかに。

『そやけど、雪さえ積もらんかったらどんな曇ってても発電してるな』と

それも、たしかに!

パナのHITを設置頂いているのでと心の中で、だけど『ここはやっぱり環境悪いわもっと市内に近かったら全然違うのに』と、私又心の中で(寒くなる所からのスタートなので良い時をまだ経験されていないしなあ)と、特に今年の冬は特別天気が悪い!(お願いこれ以上雪よ積もるな)と心の中で思っておりました。

すると又、施主様『やっぱり太陽光発電はもっと環境のええ所やないとあかんあ』と

 

確かに、太陽光発電は冬は寒い所や雪の降る所は、そうではない環境の所と比べると発電量は落ちるのは間違いないようです。

では夏はどうでしょうか、とても日当たりの良い環境で夏って良く発電すると思いますか?

いえいえ、逆に涼しい地域の方が発電する事が多くあるのです。

 

太陽パネルはある一定の温度上昇があると逆に発電量が下がってしまいます。

これを熱損失と言いますが、夏の場合日射強度が強い地域は逆に発電量を損失する事になってしまいます。

冬寒い地域の方が夏の発電量が年中で一番良いとされている4月5月と同じくらい発電する事があります。

それと、一般的に日当たりの良い住みやすい環境の所は、建築物も密接していたり家の大きさ、土地などもこじんまりしていたりしますので設置システムもあまりたくさん設置できなかったりします。

 

逆に、少し山の中で環境がイマイチかなという所は、お家もわりと大きいので屋根も大きく、敷地面積もありお隣との距離もあり、枚数も沢山設置できる条件の方が多くおられますし、ピークカットがあまりないので多少の過積載ができたりとそうすると、設置費用も割安になってくるというメリットもあります。

 

長い目でみれば環境の良い所で少しのシステムしか設置できなくても、少しぐらい環境が悪くても、結果的にたくさん設置できて長期的に断然お得となる場合も少なくありません。

どんな条件であってもメリット、デメリットは必ず双方にあるといえます。