太陽光アドバイザー中野寿子WEBサイト
ストップ!地球温暖化
2018/10/04
次から次へと台風が来ます。
2017年台風21号は日本列島ほぼ縦断でした。多大な被害を受けた方がたくさんおられます。
そして今年の大型台風21号は高知県から関西方向に北上日本列島を横断しました。
現在瓦や屋根材等が足らず被害者の方はもちろん、業者も大変な状態になっています。
そして又台風24号、21号ほどではなかったものの次の台風26号も・・・
台風の発生数、進路が今までとは明らかに違って来ていると言えるようです。
やはりこれは地球温暖化が原因しているのではと思います。
地球温暖化を信じない人もおられるようですが、科学者は今後このままいくと地球環境20年後、50年後、100年後がどうなっていくかをはっきりと回答を出していると言います。
そして地球温暖化のせいで冬は寒くなるというのを皆さんはご存知でしょうか?
日経サイエンス 化学&技術引用
地球は温暖化しているはずなのに、なぜ寒い冬が増えているのか。その原因がどうやら夏の北極海にあることがわかってきた。
まず、北半球の冬の天候を左右する気候の振動現象を知っておきたい。北極振動(AO)や北大西洋振動(NAO)と呼ばれるものだ。
AOは北極周辺と亜熱帯の気圧が、一方が平均よりも高いとき、もう一方は平均よりも低いという具合に、シーソーが上下するように変化することを指す。
AOの強弱を示す指数は正と負の値を取り、北極側の気圧が低いときに正、高いときに負になる。NAOもAOに似た、より狭い範囲の現象だ。
AO指数が正の時期は、北極付近の上空を流れる渦の流れが強くなり、寒気はそこに封じ込められる形になる。負の時期は逆に極渦の勢いが弱くなり、寒気が中緯度地域に流れ出して、寒冷な天候が訪れる。
50~60歳代の年配の方なら、子供のころの冬がひどく寒かった記憶があるのではないか。1960年代はAO指数やNAO指数が大きく負に傾いた時期で、寒い冬の時代に対応する。
ところが1970年代以降はこれらの指数は正に振れるようになる。そして暖冬の年が増えた。この時期は地球温暖化への関心が高まった時期と重なる。だが、近年は再びAOやNAOが負になることが多くなっている。
AOやNAOは数十年という比較的長い周期で正と負の状態が移り変わる。ところがこの自然のリズムをかく乱する新たな要因が特定されてきた。それが夏の北極海における海氷の減少だ。
氷が解けた海洋から秋に余分な熱が放出され、北極付近の気圧が高まり、北極と中緯度地方の温度差は小さくなる。
このため冬にAOやNAOが負になりやすくなる。この結果、極渦やジェット気流の勢いが弱まり、極寒の北極の大気が欧米や日本などの中緯度地域に流れ出ることになる。
温暖化による北極海の海氷の消失は今後も続きそうで、負のAOやNAOはますます起こりやすくなる。
温暖化時代の厳冬という逆説的な現象はこれからもしばしば現れそうだ。
要するに冬の寒さの大きな原因は、地球温暖化による北極海の氷の減少といわれています。
現在、北極海の氷の面積は、地球温暖化によって過去最小を記録しました。地球温暖化により、溶けた氷が北極付近の気圧を高くさせ、北極と中緯度地方の温度差は小さくなり、極寒の北極の寒気が私たちの住む日本に流れ込みやすくなるというのです。
気圧を高くさせる原因というのが、海氷の持つ断熱効果に関係しています。
海氷には、地球の温度をコントロールしてくれる「断熱材」のような働きを持っています。それが地球温暖化の影響により、海氷の量が年々減少することで、せっかく吸収した熱をキープすることができず、どんどん大気へ熱を放出してしまうのです。
このような現象が、冬の寒さに拍車をかけているというのです。
夏はドンドン気温が上り、スコールのような雨が降り大型台風が沢山発生し冬はドンドン寒く雪が降り、春や秋がなくなってくる。
本当に、ストップ!地球温暖化を
何か自分にできることからでいいのでやり続けなければと改めて思っています。
被災された皆様に心からお見舞いを申し上げます。一日も早く復旧されますことをお祈りいたします。